プログラマーの将来性

プログラマーに将来性はあるのか?という疑問はこの情報化社会が進む中で一見おかしいように思える。なぜならこの世の中の情報を伝える仕組み全てがいわばプログラムで動いていると言っても過言ではないからだ。もちろん情報の発信者は人間だ。しかしインターネットを支えるWebサーバ含め全てプログラムによって成り立っている。そんな状況の中で、プログラムを理解しつくり上げるプログラマーの将来性がないわけがないと考えるのが普通の思考だ。

ところがそうともいえないのである。実は世の中で必要とされるプログラムの知識と言うのはある意味で少なくなってきている。というのは、プログラミングの知識が乏しくても様々なツールが補助してくれることによってプログラミングが容易になるという環境がどんどん生まれているからだ。例えば、wordpressなどのCMSツールがあれば知識がなくても簡単にホームページも作れてしまう。こうした事情もあってプログラマーはもはや不要で、ツールで対応すれば良いのではないかといわれることが多くなってきているのだ。

では本当にプログラマーは不要なのだろうか?プログラマーに将来性はないのだろうか?そんなことはない。ツールに頼れば確かに簡単に何らかのシステムをつくり上げることはできるだろうが、それはある意味で脆いのである。作った本人にもどういう仕組で、どういうプログラムで動いているのかわからない。どういうプログラムで動いているかを把握しているプログラマーのような人材はやはり重要なのだ。現在50万人いるとされるプログラマー人口だが、これからはツールを理解しそれを応用し、超える能力が求められるのだ。
※参考リンク:http://programmer-unnecessary.com/